消費者金融からお金を借りる時、少しでも自分が求める条件を満たしてくれる業者を選びたいものですよね。多くの人がそう考えるためか、ネットではランキングサイトが人気を集めています。
大手から中小の業者まで、ランキングでは様々な名前を目にすることも多いでしょう。でも、ランキングを見てもあまりの数の多さに困ってしまうケースもありそうです。
今回はランキング上位にに必ずランクインする、大手の消費者金融を詳しく見てみましょう。どこも同じようなものだと思っていても、実際には利便性や特徴がそれぞれ違っていて、新たな発見があるかもしれませんよ。
実に多くの業者がひしめく消費者金融業界ですが、その中でもトップを走る3つの超大手企業を見てみましょう。ここでは3つのキャッシングブランドをご紹介します。
いずれも一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。日本でも有数のキャッシングブランドですよね。最近では銀行との関係も深くなり、更に利便性が高くなっているブランドもあります。
銀行と関係が深いと言っても、消費者金融は消費者金融です。取り扱うキャッシングブランドはあくまで消費者金融の商品となり、適用される法律は貸金業法となっています。
今の時代、インターネットからの申し込みは当然と言えるサービスになっています。大手に限らず、最近では中小の消費者金融もネットからの申し込みや振込、返済に対応するようになっていますよね。
もちろんアコム、アイフル、プロミスのブランドも例外ではなく、むしろ業界の先駆者と言っても過言ではないでしょう。多くの顧客がスマートフォンを持つ時代、大手ならではのサービスで差を付けています。
共通する特徴の中でも、この2つのポイントは際立った人気を集めています。どちらのサービスも、顧客のニーズをよく知った上で、大手にしかない企業力で対応していると言えるでしょう。
条件さえ満たしていれば、ネットからの申し込みだけで、審査結果の通知、初回の借入まで完了させられることも可能です。審査結果の通知は非常に速く、最短で30分ということも。
また、ブランド側が指定する銀行にネット口座を持っていれば、アコム、プロミスは24時間振込による融資が可能です。アイフルは振込時間外もありますが、翌朝一番で振り込まれるよう、振込予約をすることができます。
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大手ブランドのプライドからか、それぞれのブランドで働くスタッフの対応レベルも非常に高いと好評です。申し込みや借入に関する手続き時はもちろん、返済で困った時の相談も親身に、そして優しく対応してくれます。
ネットや提携ATMからの借入が主流になっている現代ですが、やはりブランドの自社ATMから借入や返済をする人もいます。基本的に設置ATMで全ての手続きを終えられますが、何かあれば対応できるよう、スタッフが待機しています。
また、無人のブースで契約や借入ができる自動契約機の場合でも、質問などがあれば音声ですぐに対応してくれます。
接客態度はハイレベルで、利用者側が社会人としてのマナーを守っている限り、お互いに気持ちよく借入や返済を済ませることができるでしょう。
次項からはアコム、アイフル、プロミスの、それぞれのスペックや特徴をご紹介していきます。
アコムは消費者金融のキャッシングブランドの中では先駆けとも言える存在です。スピーディな融資やコミカルで覚えやすいCMで知名度を高め、幅広い年代の人がキャッシングを身近なものに感じる役割を果たしました。
項目 | 内容 |
---|---|
ブランド名 | アコム |
金利 | 3.0%~18.0% |
限度額 | 800万円 |
特徴 | ・30日間金利ゼロサービス(初回のみ) ・自動契約機所持 ・自営業者向けの商品にも力を入れている ・自社のクレジットカード商品をリリース ・平日14時までに契約を完了させれば即日融資可能 ・楽天銀行口座なら24時間振込可能 |
アコムの基本的なスペックはこのようになっています。金利は業界の中では平均的ですね。ただ、最低金利が3%であることは、やはり大手ならではと言えます。
特筆すべき特徴としては、やはり「30日間金利ゼロサービス」でしょう。初めて契約をした人のみが一度だけ利用できるサービスなのですが、借入金利に関わらず、30日間一切金利が発生しないという驚きのサービスです。
ただし契約した翌日から30日間のカウントが開始されるルールになっていますので、すぐにお金を借りない場合には適用期間に注意しましょう。
キャッシング先にアコムを選ぶとしたら、あなたにとってどのようなメリットがあるのでしょうか。30日間金利ゼロは当然メリットですが、これは一回限りのサービスです。
他に上げるとするのなら、やはり「幅広いニーズへの対応力」だと言えるでしょう。
自営業者は収入が不安定であったり、勤続年数が証明しにくいため、キャッシングがしにくいと言われています。しかしアコムでは、自営業者をターゲットにしたビジネスサポートのキャッシング商品をリリースしています。
また、自社でクレジットカードを発行していることも大きな特徴です。キャッシングカードとは違い、ショッピングに利用できるクレジットカードを持っているキャッシングブランドはアコムの他に見当たりません。
そしてネットバンキングを利用した振込に関しても非常に優れています。楽天銀行に口座を持っていれば、24時間いつでもすぐに振込での借入が可能なのです。緊急時には必ず役に立ってくれますよね。
この他にも、アコムでは返済日を自由に選べたり、電話からの借入や情報照会が自動音声で行える「プッシュホンサービス24」の提供など、老舗ならではの企業力で利便性を高めています。
メリットがかなり多いアコムですが、残念ながらデメリットもあると言えばあるものです。通常のキャッシングを利用する分にはメリットを感じることが多いのですが、借り換えやおまとめを考えている人は少し注意が必要です。
アコムではおまとめ商品として、「貸金業法に基づく借り換え専用ローン」を提供しています。内容としてはよくあるおまとめローン商品ですが、注目したいのはその金利です。
借り換え専用ローンの金利は実質年率が7.7%~18.0%となっており、やはり通常のキャッシング商品と比較すると、やや高めになっていることが分かります。
もちろん返済に困ってしまうような金利ではなく、れっきとした方低金利内ですし、むしろおまとめ、借り換えという性質上、返済が楽になることがほとんどですので、過剰な心配をする必要は全くありません。
ただ、「他の商品よりも金利が高くなりがち」ということは、借り換えを考えてアコムを選ぶ人にとって、少しデメリットと感じることになるかもしれませんね。
アイフルはキャッシング初心者から上級者まで、多くの人が使いやすいキャッシングブランドです。金利ゼロといったダイレクトなおトクサービスはないものの、その他の部分で独自の特徴を誇っています。
項目 | 内容 |
---|---|
ブランド名 | アイフル |
金利 | 3.0%~18.0% |
限度額 | 800万円 |
特徴 | ・自動契約機所持 ・借り換え商品、おまとめ商品の金利がおトク ・借入上限10万までの女性専用商品を提供 ・担保・保証人不要の目的別ローンを提供 |
アイフルでは通常のキャッシング商品の他に、借り換え商品、おまとめ商品に非常に力を入れている側面があります。金利は他社よりも低めになっているため、借り換え・おまとめを考えている人なら注目ですね。
他にも独自路線の融資商品を用意し、様々なメリットを利用者に提示してくれます。
アイフルの商品ラインナップは幅広く、通常のキャッシング商品に加え、借り換え商品、おまとめ商品、借入上限10万円までの女性専用商品に加え、消費者金融では珍しい目的別ローンを取り扱っています。
借り換え商品、おまとめ商品はそれぞれ個別で、「かりかえMAX」「おまとめMAX」という商品名で提供されています。他社では借り換え・おまとめ共に同じ商品であることが多いのですが、アイフルでは別々となっています。
別々になっていることによって、より詳細な内容に対応することが可能となり、利用者の不安を最大限まで少なくしてくれるメリットがあります。
また、女性専用「SuLaLi」は、借入上限が10万円までとなっていて、返済に対応しやすい金額を取り扱える特徴があります。女性に嬉しいお洒落なカードデザインも人気の秘密です。
そしてアイフルでは、消費者金融では珍しく、目的別ローンを提供しています。担保や保証人は不要であり、様々な目的に利用できますので、銀行以外での借入を検討したい時にはぜひチェックしてみてはいかがでしょうか。
アイフルのデメリットとは何になるのでしょうか。通常商品の金利は一般的、その他の商品のラインナップは充実しているものの、敢えて言うのであれば、自社ATMの数ということになるかもしれません。
アイフルの自社ATMからの返済をすると、手数料は無料です。振込で返済をする時にはぜひ利用したいですよね。
ところが、アイフルの自社ATMは、他の大手ブランドに比べると台数が少なめになっています。生活圏内に自社ATMがなかった場合、振込での返済は提携ATMを利用することあり、手数料が発生してしまいます。
手数料を気にする人であれば、生活圏内にアイフルの自社ATMがあるかどうかを確認しておいた方が良いでしょう。
次にチェックするキャッシングブランドはプロミスです。他の大手ブランドに負けず、プロミスも有名なキャッシングブランドですね。全国展開も済ませ、これからも大きな飛躍が期待できると言われています。
項目 | 内容 |
---|---|
ブランド名 | プロミス |
金利 | 4.5%~17.8% |
限度額 | 800万円 |
特徴 | ・30日間利息0円サービス(初回のみ) ・自動契約機所有 ・自社専用アプリで申し込みから借入まで可能 ・セブン銀行ATMでアプリ利用での借入が可能 |
また、プロミスでは自社アプリの開発に力を入れています。セブン銀行ATMとの提携も行い、スマートフォン利用者にはかなり利便性が高まっていると言えるでしょう。
プロミスのメリットは、やはり金利に注目です。よりおトクに利用したい、少しでも返済総額を低くしたい!と言う時には、30日間利息0円サービスと併用すると、かなりの節約になることでしょう。
また、自社アプリについても注目です。
プロミス独自のアプリを利用することにより、借入や返済の利便性がぐっと高まっています。
プロミスのアプリは、申し込みから審査結果の通知、借入までを一気に手元で済ませることができます。スマートフォンの普及率が高い現代、かなり便利だと言えるでしょう。
アプリはセブン銀行ATMでも利用できます。このことにより、キャッシングカードを持ち歩くことなく、ATMのメンテナンス時間以外であれば、所定の操作をするだけで、スマートフォンでの借入も可能です。
プロミスは手軽で便利という点では、他のブランドより一歩進んだキャッシングブランドだと言えるでしょう。現代人が求めるメリットのひとつかもしれませんね。
プロミスは利便性におけるメリットが非常に特徴的ではありますが、やはりデメリットも存在します。特におまとめ商品である「貸金業法に基づくおまとめローン」を利用する時には、金利に少し注意しておきましょう。
プロミスのおまとめ商品の金利は、通常のキャッシング商品の金利と変わりません。複数をまとめるのであればまだしも、他のキャッシングの借入を借り換えしたいと言う時には、おトクにならない可能性があります。
複数のおまとめであれば話は別ですが、一本の高金利からの借り換えにはあまり向かない商品かもしれませんので、利用の際にはよく考える必要がありますね。
大手キャッシングブランドの3社のスペックやメリット、デメリットを見てみましたが、いずれも似ているようで特徴があり、企業努力が窺える内容になっています。
現代の消費者金融は、無謀な利用さえしなければ返済に困ることはありません。特に大手では様々なサービスで利用者の利便性を高め、苦しい時にはすぐに相談に乗ってくれます。これもメリットだと言えるかもしれませんね。
どこを利用するかは、最終的にはやはりあなたがメリットを感じるポイントを持っているブランドになってくるでしょう。少しでも便利に、そしておトクに利用できるブランドを探してみて下さいね。