学生だってお金は必要。学生ローンの利用を検討する人も多いでしょう。今の時代、学生ローンだって即日融資が可能です。借り過ぎに気を付ければ便利に使える存在ですね。
学生向けとはいえ、借りる側、貸す側には、貸金業法がしっかりと適用されます。未来ある学生の将来を台無しにしないためにも、お互いにきちんと守っていきたい部分ですよね。
学生ローンでお金を借りる際、即日融資も含め、どんな会社から借りるべきなのでしょうか。
学生ローンはその名の通り、学生専門の小口融資会社です。分類としては消費者金融となり、いわゆる大手のアコム等と同じ性質を持っています。ただ、大手にはない学生向けならではの特徴があるのも事実です。
学生向けですから、やはり学生が多い地域に出店するケースが多いのが学生ローンです。学生の生活に密着した営業形態はしっかりとした実績を積み、創業20年以上、中には50年近くという業者もあるほどです。
長年の営業を続けているということは、法律を遵守し、無理な貸付などの悪徳経営をせず、誠実に事業を続けているという証明に他なりません。
無理な貸付をしないということは、借金苦にあえぐ学生が出にくいということにも繋がります。もちろん無計画に利用すればその限りではありませんが、業者としてはできる限りの配慮をしていると考えられるでしょう。
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学生ローンの特徴としては、とにかく学生が困らないように!という配慮をしていることにあるでしょう。決して甘いわけではありませんが、無駄に威圧的というわけでもありません。
何より注目したいのは、学生ローン各社の限度額についてです。
まず、学生ローンの最大の特徴は、利用限度額が一般の消費者金融よりも低く設定されることがほとんどであるという点です。最高でも50万円の業者が多く、実際に個人の限度額を設定する時にはそれよりも低くなります。
ただ、金利そのものは一般の消費者金融と同様です。貸金業法で定められた上限金利の18.0%以内での貸付を行っています。学生ローンだからと言って過剰に低く設定されることはありません。
借入額が低くなればなるほど金利が上がるものですので、低額を借りることが多い学生ローンの金利は、決して低いとは言えなさそうですね。
それでも計画的な借入であれば、返済に困ることはないでしょう。
学生、特に大学生は、調べものやサークルの都合で土日に学校へ行くことも多いですよね。しかし、一般の消費者金融は、土日の店舗営業をしていないケースが多いものです。ところが学生ローンはそうでもありません。
学生ローンの中には、土日に借りたいという学生を見込み、平日以外でも営業している業者がいます。社会人とは違うスケジュールで動くことが多い学生にはありがたいですよね。
また、大手と比較すると資金力に劣ることが多い学生ローンなのですが、近年では学生の顧客の利便性を更に高めるため、インターネットから対応する業者も徐々に増えています。
学校に行くついでに借りる、返す、ということができるのも学生ローンの魅力ではありますが、今の時代、スマートフォンで様々な手続きができるのも、ネットが生活必需品の学生には嬉しいものです。
学生ローンとはいえ、やはり借りる時には色々と心配してしまうものです。この業者は安心なの?闇金じゃない?と不安になった時には、ぜひ次の項目をチェックしてみて下さい。
項目 | 内容 |
---|---|
貸金業登録番号 | 金融庁に準じ、 各都道府県知事からの営業許可を証明する番号 |
広告への電話番号の記載 | 固定電話番号かフリーダイヤルであること 携帯電話、IP電話の番号記載は違法 |
金利の明記 | 法定金利内(上限18.0%)が明記されていること |
これは学生ローンだけではなく、全ての消費者金融にあてはまる項目です。この項目をチェックしてみるだけで、違法業者のほとんどはふるい落とされていきます。
それでも不安な時には業者名や電話番号でネット検索をすると、口コミサイトにアドバイスが書いてあることも少なくありません。ネットの時代、どんどん活用していきましょう。
先輩から、あるいは口コミサイトなどで気になる業者についての情報を仕入れてみたら、「審査が厳しい」「返済に遅れたら借入を止められた」など、少しきつめの内容があるかもしれません。
実を言えば、こういった厳しい態度を取る業者ほど、学生ローンとして優良業者である証明なのです。
厳しい態度で借入や返済に対応するのも、学生が困らないようにという配慮だと言えます。いい加減で目先の利益さえあれば良いという業者なら、多少返済に遅れても、どんどん貸して利息を取り立てて行くことでしょう。
また、優良業者は未成年への貸付に関しても厳しいルールを設けていることがほとんどです。
法律では、18歳以上であれば借入をすることができます。しかし貸金業者の独自の方針で、未成年には一切貸付をしていないことも多いのです。親の同意がない未成年の契約は、親が一方的に解約できるという法律も関係しています。
借入や返済に対する態度、未成年への貸付への考え方や手順など、学生ローンならではのチェック項目です。より良い業者からの借入を考えるのなら、背局的にこういった点をチェックしてみてはいかがでしょうか。
どんなに気を付けても、もしかすると違法業者から借りてしまうかもしれません。大抵はびっくりするような、そして法外な高金利での貸付、どんてもない額の利息を要求してくることでしょう。
違法業者に返済を開始する前に、必ず誰かに相談してみましょう。相談先として向いているのはどのような人たちなのでしょうか。
学生が最初に相談するべきなのは親だと考えられますが、中には親に言いたくないと言う人もいるでしょう。そんな人は消費者センター、あまりにも悪質であれば警察にすぐに相談してみましょう。
消費者センターも警察も守秘義務があり、あなたの相談を外部に漏らすことはありませんので、安心して相談が可能な上に、違法業者の問題をスピーディに解決してくれるはずです。
ただ、未成年の場合には親に連絡が行くこともあります。この点は未成年ならではの仕方ないこととして、諦めておいた方が良さそうです。
また、ほとんどの大学には、学業だけではなく、学生の生活のサポートをしてくれる相談窓口を設けています。こちらで相談してみるのも良い方法だと言えるでしょう。
学生ローンにも様々な業者があります。有名どころはもちろん、あまり知られていなくても、地元に密着して堅実・誠実な経営を続けている中小にも注目していきたいものです。
大手は何と言っても利便性が高く、先にご紹介したインターネットでの対応を取り入れている業者も増えつつあります。これからは更に発展していく可能性を秘めていますね。
地元密着型に多い中小は大手ほどの資金力、機動力はありませんが、学生の生活の事情やスケジュールの機微に通じ、無理な借入や返済計画にならないよう、より堅実な使い方が期待できる特徴があります。
それでは、いくつかの学生ローンを簡単にご紹介していきましょう。気になる学生ローンがあれば、詳しく調べてみて下さいね。
ここでは学生ローンの中でも、最大金利が他社よりも低めの業者について見てみます。
学生ローン名 | 金利 | 限度額 |
---|---|---|
イー・キャンパス | 14.5%~16.5% | 50万円 |
アミーゴ | 14.4%~16.8% | 50万円 |
キャンパス | 14.4%~16.8% | 50万円 |
金利そのものは決して低くはないのですが、借入金額を考えると、貸金業者として良心的とも言える金利だと言えます。
と言うのも、一般の消費者金融では、最大で18.0%ということも珍しくありません。金利は借入額が低いほど高くなりますので、学生が必要とする数万円程度の借入だと、意外に高い利息を払うことになるでしょう。
そういった点を考えてみると、学生ローンの金利は良心的、安心材料だと考えられるわけですね。借入先を選ぶ時の参考にしてみて下さいね。
限度額に関しては、3社のどの学生ローンも50万円です。どんなに借りたくてもこれ以上は借りられません。しかし、実際に学生が銀行などでお金を借りようとすると、限度額が10万円程度であることがほとんどです。
少し高額を借りたい、でも返済に困らない程度に…と考える学生にとっては、学生ローンの限度額はありがたいものではないでしょうか。
学生にも様々な人がいるものです。もしかすると、あなたは既に経済的に自立し、学生ローンの借り方では足りないチャンスに恵まれているかもしれません。
そんな時に考えるのは一般の大手消費者金融です。アコムやプロミス、モビットなど、ブランド名を一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。大手の消費者金融は、学生ローンよりも多くのメリットがあります。
限度額が学生ローンよりも大きくなること、ブランドによっては初回の借入金利がゼロになるサービスを提供していること、金利の幅が学生ローンや中小消費者金融よりも圧倒的に高いこと点に注目したいですね。
とはいえ、やはり学生ですので、無理な借入には応じてくれないかもしれません。また、未成年の扱いも学生ローンと同様です。成人向けの選択肢だと言えそうですね。
学生ローンは消費者金融です。当然のことながら、借入をしたら返済をする必要があります。この返済を怠っていると、結果として肝心の学業がままならなくなってしまう立場になってしまうかもしれません。
とはいえ、学生ローンではそこまで無茶な借入はできないものです。身の丈に合った額を借入し、アルバイトなどでしっかり返済していくことが一番ですね。
学生のうちにお金を借りることは賛否両論あるかもしれませんが、お金のやり取りを経験し、信用情報を若いうちから積み重ねるのは悪いことではありません。計画的に、そして学業第一で、賢く利用していきましょう。