高齢者ならリバースモーゲージ!土地を担保にお金を借りる方法

歳を重ねれば中々お金が借りにくくなるものです。比較的余裕のある年金生活のシルバー世代でも、まとまった現金が必要になる時はありますよね。

そんな時に考えて欲しいのはリバースモーゲージ。持ち家を担保にお金を借りる方法ですが、高齢者だけではなく、老後の資金に不安がある人にぜひチェックして欲しい借入方法です。

消費者金融や銀行のカードローンのように、必ずしも返済を強く意識する必要がない方法ですので、安定した老後を送りたい、緊急時に備えたい…という時には必ず役に立ってくれるでしょう。

リバースモーゲージって?家を担保にお金を借りる!

リバースモーゲージは、当初は国が高齢者向けの融資手段のひとつとして施行した政策のことです。現在では国や自治体だけが窓口ではなく、民間の銀行も商品として取り扱い、利用しやすさが格段に上昇しています。

  • 持ち家がある高齢者に向けた融資手段
  • 家を担保に老後の生活資金として借入を行う
  • 一時金、年金形式など借入方法は商品による

リバースモーゲージにはこのような特徴があります。一般的な有担保貸付と同じようなものに見えますが、実際には大きな違いがあります。

一般の有担保貸付には定期的な返済義務があることに対し、リバースモーゲージには定期的な返済義務がなく、融資が終了した段階で担保の持ち家が回収されることにより、一括返済を行うという性質が最大の特徴です。

少し詳しく!借入可能額や返済のこと

リバースモーゲージを利用したからと言って、誰しもが無限にお金を借りられるわけではありません。一般のキャッシングやカードローンと同様に、個人によって借入可能額が変わってきます。

  • 借入可能額は持ち家の評価額に左右される
  • 融資期間は老後の寿命に余裕を持った設定が行われている

借入可能額は、基本的に担保となる持ち家の評価額に左右されることになります。持ち家の所在地や築年数、状態など、様々な条件を審査し、最終的に決定されるため、人によっては希望額と異なる結果になるかもしれません。

ただ、毎月返済がある一般のキャッシング等と違う部分としては、「必ず担保として持ち家が回収されるため、借入期間中に返済を迫られることがない」という点があります。

実際には持ち家が回収されます。思い入れのあるご自宅なら、リバースモーゲージの利用には躊躇うこともありそうですが、老後資金の確保手段としては優秀なものだと言えるでしょう。

持ち家の回収タイミングは、基本的に契約者が亡くなった時に設定されます。

また、融資期間中にリバースモーゲージの利用を終了することも可能で、その場合には担保の持ち家が回収されることなく、現金で返済していく形になります。

現金での返済が可能な人生設計であれば、リバースモーゲージを一時的に利用することも賢い方法だと言えそうですね。

融資期間は独特!その理由は高齢者ならではの健康問題

リバースモーゲージの融資期間は独特の特徴を持っています。

  • 多くのリバースモーゲージ商品の融資期間は一年
  • 継続して利用するのであれば一年ごとに更新する

キャッシング等なら、数年間の契約期間(融資可能期間)があるものですよね。しかしリバースモーゲージ商品の多くは、一年ごとの融資期間となっており、継続利用にはそのたびの更新手続きが必要です。

  • 高齢者のため寿命の問題が起こる可能性が否定できない
  • 転居による売却などの可能性もあるため契約内容に柔軟性を設定している

あまり長い期間を設定しても、高齢者はいつ寿命が尽きるか分かりません。複雑なトラブルを回避するためにも、契約期間は短く設定されているのです。

また、遠方の親族と同居する、ケアホームに移住するなど、引っ越しの可能性も高い年代です。こちらもトラブル回避のため、契約期間に柔軟性を持たせています。

メリット&デメリットは?家族の理解が何より必要!

リバースモーゲージを利用する際には、メリットとデメリットをしっかり把握しておくべきです。通常の融資と異なり、独特の借入方法、返済方法になりますので、先にチェックしておきましょう。

項目 内容
メリット ・持ち家があればある程度まとまった資金が得られる
・老後の資金の心配が少なくなる
・契約期間が短いため柔軟性が高い
・返済に追われる可能性が低い
デメリット ・持ち家がなければ利用できない
・持ち家の評価額によって借入可能額が変わる
・相続予定者とトラブルになる可能性がある
・存命中に借入可能額に達する可能性がある
・住宅の状態によっては融資が受けられない

メリットやデメリットとして代表的な項目はこのようなものとなります。メリットを見るとかなり理想的な融資方法と言えそうですが、デメリットを見ると一気に現実的な悩みが出てしまうかもしれません。

メリット、デメリット共に、次項から少し詳しく見ていきましょう。

【メリット】とにかく安心感!日々の生活に余裕が出る

リバースモーゲージのメリットは、何と言っても「生活に余裕が出る」と言うことではないでしょうか。現役世代を退き、貯金と年金だけで生活をしていると、ご家庭によっては不足を感じる面もあることでしょう。

  • 事業性資金以外であれば使途自由
  • ケアホームの入居資金にも利用できる

借入金の利用方法は事業性資金以外であれば自由であるため、日々の生活費の補填はもちろん、旅行やカルチャースクール資金など、人生の潤いに利用することができるのです。

ケアホームの入居資金としても利用できます。ケアホームも何かとお金がかかるでしょう。ケアホーム資金としてリバースモーゲージを利用する人も非常に増えています。

また、商品によっては、担保の持ち家に住んでいなくても年金形式で融資をしてくれるものもあります。毎月のケアホーム家賃の心配をしたくない、一括借入で使い過ぎたくない、と言う人にも向いている方法ですね。

【デメリット】寿命問題と相続予定者の理解に注意

理想的なリバースモーゲージですが、やはりデメリットも存在します。デリケートな種類のデメリットも多く、利用の際にはやはり熟考が求められるポイントになるでしょう

  • 相続予定者が持ち家の担保化に反対する可能性がある
  • 存命中に借入可能額に達し、担保と生活資金を失う可能性がある
  • 担保の状態によってはそもそもリバースモーゲージ対象外

持ち家は財産になりますので、相続予定者がいることも多いものです。相続予定者がゆくゆくは持ち家の相続を希望している場合、持ち家を担保とするリバースモーゲージの利用に反対することが考えられます。

また、長寿の時代である今、存命中に借入可能額に達してしまい、担保として持ち家が回収される上、今後の生活資金に困る可能性がないとは言えません。

いずれも人によっては重大なデメリットです。特に寿命前の担保回収はかなり厳しい状況になることが予想されます。万一に備え、リバースモーゲージ以外の資金確保の手段を考えておくことも必要でしょう。

そして最大のデメリットは、担保としたい持ち家の住所や状態によってはリバースモーゲージそのものの利用ができないというものがあります。

リバースモーゲージは「融資価値のある持ち家」を対象としたものであり、あまりにも地方であったり、または状態が悪すぎる家であれば、融資を受けることができなくなる可能性が否定できないものなのです。

融資対象となる住居の対象エリアを明記しているリバースモーゲージ商品がほとんどですので、事前に調べておく必要がありますね。

有名どころをチェック!メガバンクのリバースモーゲージ

前向きにリバースモーゲージの利用を考えた場合、多くの金融機関を見て回り、比較することが大切です。ここでは日本の三大メガバンクである三菱東京UFJ銀行、三井住友銀行、みずほ銀行が提供している商品を見てみましょう。

名称 申し込み対象年齢 対象エリア
三菱東京UFJ銀行のリバースモーゲージ
(三菱東京UFJ銀行)
60歳以上 東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県
SMBCリバースモーゲージ
(三井住友銀行)
60歳以上 東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県、愛知県、大阪府、京都府、兵庫県
みずほプライムエイジ
(みずほ銀行)
55歳以上 東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県

三大メガバンクでのリバースモーゲージ商品は、はっきり言ってしまえば対象エリアがかなり限定されていることが分かります。地方の人には利用しにくいものだと感じるかもしれません。

とはいえ、リバースモーゲージ商品は、近年急増しており、地方銀行でも非常に熱を入れて取り扱いを始めているため、お近くの地方銀行をチェックしてみることを強くお勧めします。

特に地方銀行でも資金力がある大手の銀行であれば、ほぼ確実に営業エリアの中に対象エリアを設けています。北海道から九州まで、必ず見付けることが可能です。

融資不可能だったなら?リースパックも視野に!

リバースモーゲージ商品の対象エリアであったり、審査に通らなかったという場合、老後の不安が募ってしまいそうですよね。そんな時にはハウス・リースパックという融資方法もお勧めです。

【リースパックとは】

持ち家を売却した後も、賃貸契約を結び、そのまま賃貸料を支払って住み続けることができる方法。売却金を老後の資金として利用することができ、もちろん返済義務は生じない。

リースパックとは、株式会社ハウスドゥが提案した「ハウス・リースパック」を発端に広がった融資方法です。ハウス・リースパックは登録商標名のため、通称は「リースパック」となります。

このリースパックは、リバースモーゲージとは異なるメリットがあり、最近注目を集めています。リバースモーゲージに不安を感じる人は、こちらのリースパックを選択肢に加えてみてはいかがでしょうか。

まだまだ若い!そんな人ならキャッシングの申し込みも可能!

リバースモーゲージやリースパック以外で資金を調達したい!と言う人もいるでしょう。かと言って、年齢を考えると貸してくれるところが思い浮かばない…と言う時には、思い切ってキャッシングを考えてみるのも手です。

  • キャッシングブランドによっては高齢者でも借りられる
  • 年金受給者でも申し込みができる
  • 申し込み可能年齢以内で返済能力さえあれば問題ない
  • 働いていれば更に審査に有利

キャッシングブランドでは、69歳、あるいは70歳程度までの年齢の人であれば、申し込みに対応していることがあります。確実に返済できるとみなされれば審査に通ることができますので、挑戦してみる価値はあるでしょう。

返済能力に自信がない、収入は年金だけだ…と、諦める必要もありません。

年金は国が保障した、れっきとした安定収入として認められており、絶対にもらいそこねることがないため、審査で問題になることはありません。

また、最近では、定年後も再就職をして働くパワフルなシルバー世代も増えています。働いていれば審査では更に有利になります。高齢だからと言って諦める必要はありません。

キャッシングブランド 申し込み可能年齢 担保
アイフル 20歳~69歳 不要
プロミス 20歳~69歳 不要
レイクALSA 20歳~70歳 不要

例として大手+H67キャッシングブランドを挙げてみました。69歳、70歳まで申し込みが可能です。この他の消費者金融でも、高齢者に向けた貸付をしているブランドがあります。

世代によってはキャッシングに抵抗を感じるかもしれませんが、正規業者であれば心配することはありません。返済計画や借入金についてスタッフとよく相談し、賢く使いこなしていきましょう。

安心して老後を過ごす!高齢者だからこそできるやりくりを

リバースモーゲージは高齢者だからこそできる、優秀な融資方法です。老後の資金の心配をかなり減らしてくれることは確かであり、選択する人が多いことも頷けます。

メリットやデメリットを比較し、必要な金額や希望のライフスタイルを明確に計画すれば、第二の人生に大きな潤いを与えてくれることでしょう。

リバースモーゲージが利用できなくても、高齢者がお金を借りる方法は思った以上に用意されています。今まで働いて来た報酬として、ぜひ制度や商品を利用し、素敵な老後を送って下さいね。